こんにちは、節約研究家のハチワレです。
今回はこんな質問にお答えします。
Oliveと三井住友カードはどう違うんですか?
Olive(オリーブ)と三井住友カード(NL)は、どちらも三井住友銀行が提供するサービスです。
性能も似ていて、カードをつくる時にどちらがいいのか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、2つのサービス内容の違いを確認して、おすすめはどちらかを詳しく解説します。
この記事を参考に自分に合ったほうを始めてください。
結論:ほぼ同じだが、Oliveのほうがやや限定的
結論から言うと、クレジット機能に関しては性能はほぼ同じです。
どちらにも一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのランクがあり、ポイント還元率や付帯保険の内容などには変わりはありません。
しかし、引き落とし口座の指定や、選べる国際ブランドに違いがあります。
この点を参考に自分に合っているほうを選びましょう。
三井住友カード(NL)を利用する人もOliveアカウントを開設しよう
三井住友カード(NL)を発行する場合にも、Oliveアカウントは開設しておくのがおすすめです。
なぜなら、Oliveアカウントを開設することで、三井住友カード(NL)のポイント還元率が上がるからです。
Oliveを開設すると以下の3点のサービスがありますが、これらは三井住友カード(NL)利用時にも適用されます。
- Vポイントアッププログラム(最大 +8.0%還元)
- 家族ポイント(最大 +5.0%還元)
- 「選べる特典」の+1.0%還元率アップ
これらを適用することで、対象店舗でのポイント還元率が最大20%までUPします。
よって、利用の予定がなくても、Oliveアカウントの開設をおこなっておくのがおすすめです。
とりあえずつくっておけばOKです。
\ Oliveのお得な始め方を解説 /
Oliveのお得な始め方はこちらの記事で詳しく解説してるので、参考にしてください。
Oliveと三井住友カード(NL)の違い
それでは、Oliveと三井住友カード(NL)の具体的な違いを見ていきましょう。
Oliveは「フレキシブルペイカード」として利用できる
まず、Oliveの最大の特徴として、「フレキシブルペイカード」として利用できる点が挙げられます。
Oliveは、一枚のカードで、クレジット・デビット・ポイント払いというさまざまな方法の支払いをおこなえます。
アプリで切り替えることによって、支払い方法を選択できます。
一方、三井住友カード(NL)はクレジットカードなので、クレジット機能しかありません。
「フレキシブルペイ」はOliveの最大のメリットですが、今までにない画期的な金融サービスであるため、使い方に慣れないと感じる人も少なくありません。
新しいモノ好きの方にはおすすめですね。
引き落とし口座の違い
Oliveは銀行口座と一体化したサービスのため、クレジット機能の引き落とし口座は三井住友銀行しか選択できません。
一方、三井住友カード(NL)は、他の金融機関も引き落とし口座に指定できます。
他の金融機関を利用したい方は、三井住友カード(NL)がおすすめです。
国際ブランドの違い
Oliveで選択できる国際ブランドはVisaのみです。
一方、三井住友カード(NL)は以下の国際ブランドで発行できます。
- Visa
- Mastercard
三井住友カード(NL)の最上ランクであるプラチナプリファードに限り、Visaのみとなります。
よって、Mastercardでクレジットカードを発行したい場合は、三井住友カード(NL)がおすすめです。
Oliveの改善される点
Oliveは2023年3月から始まった新しいサービスです。
これまでなかった機能がこれから追加されていく予定になっています。
以下に挙げるサービスの追加により、三井住友カード(NL)との違いが少なくなりました。
家族カード
これまでOliveには家族カードはありませんでした。
しかし、三井住友カード(NL)と同様に、家族カードが発行できるようになります。
家族カード発行は、4月16日から順次提供を開始予定されています。
Oliveの家族カードは、クレジットモード専用のカードとなります。
ランクの切り替え
Oliveの三井住友カード(NL)との違いとして、カードのランク切り替えが容易にできない点がありました。
たとえば、一般からゴールドやプラチナプリファードに変更するためには、一度解約した後に再び申し込む必要があります。
しかし、Oliveアカウントランク切替機能が4月8日から開始されます。
今後は解約の手続きなく、一般ランク、ゴールド、プラチナプリファードの3つのランクを、既に利用している場合も自由に変更できるようになります。
ただし、ランクの変更には審査が必要となる場合があります。
Oliveと三井住友カード(NL)、どちらがおすすめ?
ここまでの解説を踏まえて、どちらがおすすめかを考えていきましょう。
基本的にはOliveでOK
ハチワレ的には、基本的にはOliveを使えばいいと考えます。
なぜなら、三井住友カード(NL)を選択する場合でもOliveアカウントの開設をすることで還元率をUPするからです。
つまり、Oliveで十分ならばOliveを利用し、引き落とし口座や国際ブランドの制約が気になる場合は三井住友カード(NL)を発行しましょう。
三井住友カード(NL)の発行がおすすめなのは、具体的には以下の人です。
メインバンクが三井住友銀行以外の人→三井住友カード(NL)
Oliveはクレジット機能の引き落とし口座を三井住友銀行に指定する必要があります。
利用するメインバンクが三井住友銀行以外で、クレジットカードの引き落とし口座もメインバンクを指定したい場合などは、三井住友カード(NL)がおすすめです。
ただし、Oliveアカウントを開設すると振り込み手数料無料サービスが付いてくるため、三井住友銀行の利便性がかなり高くなります。
この機会に三井住友銀行の利用も検討している方は、三井住友カード(NL)を発行せずにOliveを利用してもいいでしょう。
au PAYにチャージしたい人→三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、Mastercardで発行することでau PAYにチャージが可能になります。
これは、au PAYがMastercardやアメックスのクレジットカードからしかチャージできないためです。
たとえば、三井住友カード ゴールド(NL)の「100万円修行」の際などには、au PAYへのチャージはとても利用価値の高い方法となります。
「100万円修行」とは
三井住友カード ゴールド(NL)は、年間利用額100万円以上利用することで翌年からの年会費が永遠無料となります。
これを俗に「100万円修行」と呼びます。
そのほかの理由で、Mastercardのクレジットカードを所持したい方も、三井住友カード(NL)を発行するのがおすすめです。
違いを理解して、自分に合ったカードを選択しよう!
以上、Oliveと三井住友カード(NL)の違いと、どちらを選べばいいかの指針でした。
Oliveと三井住友カード(NL)は、どちらも三井住友銀行が今もっとも力を入れているサービスです。
利用価値が高く、かなり注目されているカードなので、一枚持っておいて損はありません。
この記事を参考にして、自身に合ったほうを発行してみましょう。