三井住友カードのゴールド以上のカードでは、年間100万円利用によって10,000ポイントが付与されます。
しかし、2026年3月1日から、100万円利用の対象が変更となり、次の決済方法は対象外に。
- au PAY
- Kyash
- JAL Pay
- バンドルカード
》参照:三井住友カード 「年間ご利用金額の集計対象外利用追加のお知らせ」
ハチワレ残念なお知らせです…。
これらは100万円利用の金額を「かさ増し」するのに活用されていたチャージ系の支払いです。
また、三井住友カード ゴールドでは、年間100万円利用によって翌年度から年会費が永年無料になります(通称「100万円修行」)が、この変更によって達成しづらくなってしまいます。
いったいどのようにすればよいのでしょうか?
この記事では、今回の変更内容の確認と対策方法を、わかりやすく解説していきます。
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ハチワレ
「お得な情報をどこよりも分かりやすく!」がモットー。
複雑なキャンペーン情報を読み解くことを得意としている。
得意なジャンルは、楽天経済圏 / 固定費の見直し / ポイ活 / ペイ活 / クレジットカード etc.
某有名キャラとの関係は全くありません。
三井住友カードの変更の詳細


三井住友カードのゴールドカード以上のカードでは、年間100万円利用によって10,000ポイントが特典として付与されます。
この特典によって、三井住友カード ゴールドは実質1.5%還元のクレカとして利用できます。
また、三井住友カード ゴールドは年会費5,500円(税込)のクレジットカードですが、年間100万円利用によって翌年度から年会費が永年無料になることで人気です。
しかし、三井住友カードの年間100万円利用には、次の支払い方法は対象外です。
100万円利用の対象外となる支払い先
- 年会費の支払い
- キャッシング利用分
- 手数料の支払い
- 国民健康保険料
- SBI証券のつみたて投資
- PiTAPa利用分
- 次の電子マネーのチャージ
- モバイルSuica
- モバイルPASMO
- SMART ICOCA
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- ANA Pay
- ミャクペ!
- 三井住友カードが発行するプリペイドカードのチャージ
この対象外の支払いに2026年3月1日から追加があります。
今回の変更は?
2026年3月1日から、この対象外の支払いに次のものが追加されます。
新たに追加される100万円利用の対象外となる支払い先
- 電子マネーのチャージ
- au PAY
- Kyash
- JAL Pay
- バンドルカード
これらは「100万円利用達成」のための定番ルートとされていた手段です。
そのため、今後は工夫が必要となります。
合わせて確認しよう「楽天ギフトカードの改悪」


さらに2025年12月15日から、楽天ギフトカードの仕様変更があり、購入時に3%分の手数料がかかることになりました。
つまり、JAL Payやau PAYを経由して楽天キャッシュへとチャージする方法が使えなくなったということ。
ペイ活民にとってはお馴染みの方法だったので、今後は対応が必要となります。



合わせて確認しておきましょう…。
2025年12月の楽天ギフトカードの変更については、こちらの記事を参考にしてください。


影響を受ける支払い
それでは、今回変更させることでどのような影響が出るのでしょうか。
ひとつずつ確認していきましょう。
① JAL Payのチャージ


これまで三井住友カード ゴールド(Mastercardブランド)は、実質1.5%還元でJAL Payにチャージできる数少ないクレカのひとつでした。
JAL Payにチャージすることで、次のようなルートを構築できました。
楽天キャッシュの高還元ルート(iPhone)
- 三井住友カード ゴールド(Mastercard)→JAL Pay
- 1.5%還元
- 今回の変更で0.5%還元に
- JAL Pay→WAON
- 0.5%還元
- Apple Pay経由(iPhone必須)
- ミニストップでWAONで楽天ギフトカード購入
- 1.0%還元
- 2025年12月から手数料3%がかかることに
- 楽天ギフトカードから楽天キャッシュにチャージ
合計:3.0%還元
※ 今回の変更で マイナス1.0%に



三井住友カードと楽天ギフトカードのダブル変更でマイナスに!
楽天キャッシュのルート(Android)
- 三井住友カード ゴールド(Mastercard)→JAL Pay
- 1.5%還元
- 今回の変更で0.5%還元に
- JAL Pay→ANA Pay
- 0.5%還元
- ANA Pay→楽天Edy
- 0.5%還元
- Android必須
- 楽天Edy→楽天キャッシュ
合計:2.5%還元
※ 今回の変更で 1.5%還元に



こちらは三井住友カード以外のカードでまだ使えるルートです。
au PAYのルート(iPhone)
- 三井住友カード ゴールド(Mastercard)→JAL Pay
- 1.5%還元
- 今回の変更で0.5%還元に
- JAL Pay→au PAY
- 0.5%還元
- iPhone必須
合計:2.0%還元
※ 今回の変更で 1.0%還元に



こちらも他のカードでまだ利用可能。
このようにポイント還元率を二重三重と重ねられていた方法なのですが、三井住友カード ゴールドの100万円利用の対象外となったため、合計のポイント還元率が下がってしまいます。
JAL Payから電子マネーチャージのポイント還元率も、変更予定です。
0.5%還元→0.1%還元に。
詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。





JAL Payへのチャージが対象外となったのが一番痛いですね…。
② au PAYのチャージ


三井住友カードからau PAYに直接チャージするのも100万円利用の対象外に。
先述した楽天ギフトカードの変更で、請求書払いでポイント還元が得られるau PAYの利便性が高まりました。
しかし今回の変更によって、三井住友カードからのチャージでは100万円利用の対象外となっている点に注意しましょう。



税金や保険料、公共料金の支払いを100万円利用の対象にできないことに…。
③ Kyashのチャージ


KyashはVisaブランドのプリペイドカード。
たとえば三井住友カードをMastercardブランドで利用していた場合、Kyashを経由すればVisa加盟店でも支払うことができます。
さらにポイント還元も得られます。
- リアルカード(Kyash Card)決済:最大1.0%還元
- バーチャルカード(Kyash バリュー)決済:0.2%還元
未成年でも発行可能なので、子供に持たせるプリペイドカードとしても利用できました。
しかし、Kyashへのチャージも今回の変更の対象となってしまいます。
④ バンドルカード


バンドルカードもKyashと同様にVisaブランドのプリペイドカードです。
こちらも未成年に持たせられる安心なプリペイドカードでしたが、こちらも100万円利用特典の対象外となります。
対策方法
さて、2026年3月1日からの三井住友カードの変更点を詳しく見てきました。
このような変更を踏まえて、どのような対策があるのでしょうか。
代わりのカードを用意|① PayPayカード


もっともわかりやすい対策方法は、三井住友カード以外のクレカをメインに使っていく方法。
候補となるのがPayPayカードです。
PayPayカードは通常1.0%還元ですが、PayPayステップを達成することで1.5%還元に。
JAL Payチャージの代替カードになるほか、JCBブランドで発行すればファミペイにもチャージ可能。



ファミペイ経由でSuicaやアマギフの高還元ルートが使える!
チャージルートの起点として、現在もっとも使い勝手が良いクレカです。
PayPayカードの特徴は、こちらの記事を参考にしてください。


PayPayステップの達成は難しい?
PayPayステップの達成条件はつぎの2つ。
- 月に30回以上の決済
- 月に10万円以上の利用
やや難しく感じられる条件ですが、じつはコツを押さえれば十分達成可能です。



とくに三井住友カードで年間100万円利用していた方ならカンタン!
PayPayステップの達成方法は、こちらの記事を参考にしてください。


発行するならポイントサイト経由がおすすめ
PayPayカードをお得に発行する方法は、ポイントサイトの利用です。
新規発行の時は忘れずにチェックしてください。



せっかく発行するならお得につくりましょう!
PayPayカードの発行でお得なポイントサイトは、こちらの記事を参考にしてください。


代わりのカードを用意|② V NEOBANK デビット


次に注目したいのがV NEOBANK デビット
こちらはクレジットカードではなく、デビットカードです。
年会費無料で1.5%還元が得られるデビットカードで、JAL Payのチャージにも利用できます。
PayPayカードのようにファミペイにチャージする方法はありませんが、利用額によってポイント還元率が上がるシステムではなく、いつでも1.5%還元なので気軽に使えます。



注目のデビットカード!
100万円利用の対策方法
今回の変更によって、100万円利用を達成しづらくなりました。
しかし、三井住友カードのメリットは対象店舗で7.0%〜20%還元が得られることや、SBI証券のクレカ積立のポイント還元です。
このようなクレカをゴールドで利用したい方も多いと思います。
これから三井住友カード ゴールドを発行する方は、年間100万円利用で年会費が永年無料となる「100万円修行」が達成しづらくなってしまいました。
どのような対策方法があるのでしょうか。



これからつくろうと思ってる方必見!
① 2026年3月1日までにJAL Payにチャージしておく


まずは今回の変更が始まる前に、できるだけJAL Payにチャージしておきましょう。
JAL Payにチャージしておけば、au PAYをはじめ、他の決済へ残高をチャージすることができます。
JAL Payのクレジットカードからのチャージ上限は月30万円(ショッピング+ATMコースとショッピング専用コースの場合)。
一方、au PAYのクレジットカードからのチャージ上限は月5万円とやや低めなので、JAL Payの残高に多めにチャージしておくのがおすすめです。
チャージした残高は請求書払い用にキープ
税金や国民健康保険・年金の支払いが控えている方は、JAL Payにチャージした残高は請求書払い用にキープしておきましょう。
なぜなら、JAL Payの残高をau PAYにチャージすることで、請求書払いに対応することができるからです。
3月1日以降の変更で、三井住友カードの支払いを請求書払いに変換する方法がなくなってしまうので、請求書払い用に残しておいてください。



金額が大きい場合は100万円利用の頼りになりますね!
変更があってもチャージ分は問題なく消費できる
今後怖いのは、JAL Payやau PAYの仕様変更です。
たとえば、JAL Payからau PAYにチャージできなくなったりした場合を考えると、まとめてチャージするのは躊躇するかもしれません。
しかし、JAL Payにはリアルカードがあったり、Apple Payに経由で街での支払いに使えます。
そのため、3月1日までにまとめてチャージするというのがもっとも良い方法と言えるでしょう。



変更される前に済ませよう!
② Revolut → ANA Pay


街での通常支払い分は、Revolutを活用する方法が主流となりそうです。
三井住友カードからの電子マネーへのチャージの対象外が増えていくなかで「Revolut」はまだ対象外となっていないからです。
- 三井住友カード ゴールド → Revolut
- 1.5%還元
- Revolut → ANA Pay
- 0%還元
- ANA Payで支払い
- 0.5%還元
- Apple Pay / Google ウォレットに登録可能(Visaブランドのプリペイドカードとして)
- Suicaへのチャージも可能
合計:2.0%還元
三井住友カードのポイントアップ対象外店舗以外の支払いでは、この方法によって0.5%還元をプラスできます。
ANA Payの残高をさらにSuicaにチャージすることもできます。


ただしVisaブランドの三井住友カードでは手数料がかかる
ただし、三井住友カードをVisaブランドで発行している場合は、こちらの方法はおすすめできません。
なぜなら、Revolutのチャージに手数料がかかってしまうからです。
Visaブランドの三井住友カードは、IDAREというサービスを経由するのがおすすめです。
③ 足りなかったらギフトカードの購入
ここまで利用して年間100万円利用に足らなかった場合は、ギフトカードの購入がおすすめです。
Amazon ギフトカード
Amazonにて、三井住友カードをつかってAmazon ギフトカードを購入しましょう。
ポイント還元は1.5%還元(100万円利用分含む)とそれほど大きくありませんが、残高をAmazonに移しておくことで、今後Amazonで買い物する時のための「貯金」として利用できます。
Apple ギフトカード
iPhoneやMacなど、Apple製品の購入資金として貯めておけます。
さらにApple ギフトカードは楽天市場をうまく利用すると、楽天ポイントをたくさん稼ぐことができます。
本来は楽天カードを用いたほうがもらえる楽天ポイントは増えますが、三井住友カードでの買い物でもしっかりとポイントを受け取れます。
Apple ギフトカードのお得な購入ルートは、こちらの記事を参考にしてください。
こちらの記事で紹介する方法で、楽天カードを三井住友カードに置き換えて使ってみましょう。


まとめ|変更の時期までに対策方法を見つけておこう!
以上、2026年3月1日からの三井住友カードの変更内容と対策方法でした。
今回の変更は、三井住友カードを普段から利用している方、これから「100万円修行」をおこなう方にとってターニングポイントとなります。
ただしく変更内容を受け止めて、今回紹介した方法を活用していってください。
まさ、今後も制度変更がある可能性も考え、最新情報をチェックしておきましょう!
電子マネーのチャージにおすすめなクレジットカードはPayPayカードとなりました。
PayPayカードの発行でお得なポイントサイトは、こちらの記事を参考にしてください。











