こんにちは、フードデリバリー歴4年のハチワレです。
今回はこんな質問にお答えします。
自転車にバッグを固定したいです。やり方を教えてください!
デリバリーバッグを自転車の荷台に固定することで、常にバッグを背負う必要がなくなります。
稼働時の疲労が軽減されるうえに、商品の出し入れもスムーズに。
ただし、バッグ固定のまま商品を運ぶと振動が伝わりやすく、商品破損の恐れもあります。
振動対策が大事です。
そこでこの記事では、デリバリーバッグを固定するメリット・デメリットを確認したうえで、バッグの固定方法を詳しく解説します。
具体的な振動対策も紹介するので、バッグの固定を検討している方はぜひご覧ください。
バッグ固定のメリット・デメリット
まず、デリバリーバッグを固定することで、どのような効果があるのでしょうか。
- メリット
- 体の負担が激減
- 商品の出し入れがスムーズ
- デメリット
- 商品破損の危険性が上がる
- 自転車を跨ぎにくくなる
バッグを固定することで、体の負担が減り、長時間の稼働が可能になります。
また、商品の出し入れがスムーズになります。
とくに雨の日では、商品を濡らさずバッグに収納する必要があるので、バッグを固定しているとかなり楽になります。
しかし、バッグを固定して商品を運ぶと、振動が伝わり、商品破損につながるため、振動対策が必須となります。
また、特にスポーツバイクでは、自転車を跨ぎにくくなります。
荷台があるために脚を後方に回すことができず、自転車のトップチューブを跨ぐ必要があるからです。
ハチワレは身長169cmですが、跨げています。
慣れたら平気です!
たしかにデメリットもありますが、一度バッグを固定するともう戻れなくなるくらい、配達が楽になります。
バッグ固定に必要なグッズ
それでは、実際にバッグを固定する方法を解説します。
固定するためには次の2つのモノが必要です。
- 荷台(リアキャリア)
- 後ろカゴ
順番におすすめ商品を見ていきましょう。
荷台(リアキャリア)
自転車の後ろに取り付ける荷台です。
3点で固定するタイプの頑丈なものがおすすめです。
耐荷は50kgあるものを選んでください。
シーポスト1点で固定するタイプは耐荷が小さいため、避けましょう。
デリバリーで使うなら、こういうタイプはおすすめしません。
リアキャリアは純正品がおすすめ
もっとも強度が高いリアキャリアは、自転車の形状に合った純正のリアキャリアです。
自分の自転車の付属パーツが取り寄せられる場合は、純正リアキャリアも検討してみましょう。
ハチワレが乗っている自転車「TB1e」の純正リアキャリアは上記のショップで販売されていました。
ネットショップで見つけられなかった場合は、以下での検索もおすすめです。
- 自転車通販サイト【cyma】
- 年間売上 No.1の自転車総合通販サイト
- ワイズロードオンライン
スポーツ自転車専門店
一度探してみましょう!
後ろカゴ
リアキャリア(荷台)に取り付ける後ろカゴのおすすめは3つ。
次の3つからお好きなモノを選んでください。
フィックスキャッチ
- 配達バッグがジャストフィット
- 底が浅いため落下の可能性あり
- 固定紐が必須
- 固定紐
商品を運ぶ時はバッグを背負う人におすすめです。
TOTEBOX用 BOXバスケット
- 安定感◎
- 見た目がスタイリッシュ
- 取り付け金具が必要
- 取り付け金具
取り付け金具が必要ですが、一番見た目がいいかもです(個人的な意見)。
OGK技研 うしろ用バスケット
- 安定感◎
- バッグを押し込むかたちで固定
- カゴの高さがあるため、バッグを背負った時に邪魔になるかも
安定感と収納スペースが欲しい人に向いてます!
筆者の場合
ハチワレは3つ目の「OGK技研 うしろ用バスケット」を使っています。
TB1eの純正リアキャリアは位置が低いので、バッグを背負った時にカゴの縁が邪魔になることはありません。
しかし、位置の高いリアキャリアの場合は、やや干渉する恐れがあります。
このあたりは自転車やパーツに違いがあるので難しいですね。
取り付け時の注意点
金具が合わない場合あり
リアキャリアとカゴの相性によっては、金具がうまく取り付けられない場合があります。
このような場合は、結束バンドで補強するのがおすすめです。
こういう時に結束バンドが便利です。
振動対策グッズ
バッグを固定したままで運ぶと、振動が伝わって商品破損の恐れがあります。
商品へのダメージを避けるために、振動対策グッズを用意しましょう。
インナーバッグ
配達バッグの中に入れて、スペースを区切るのに使います。
スペースを区切ることで、バッグ内で商品が動かないようにできます。
- 配達バッグのちょうど半分のサイズ
- 温かい商品と冷たい商品を分けるのにも使える
ウレタンシート
振動を和らげるために、バッグ内の下敷きにします。
- 配達バッグの底とほぼ同じサイズ
- 半分にカットして利用できる
緩衝材
商品の隙間を埋めて、振動による破損を防ぎます。
- サバイバルシート
- 緩衝材として最適
- 清潔感あり
- タオル
- 用途の幅が広い
- 1、2枚もっておくと重宝する
ハチワレはこれらのアイテムで振動対策しています!
バッグ固定での配達の注意点
デリバリーバッグの固定方法と振動対策のグッズを紹介しました。
さらに、配達時には次の点を気をつけましょう。
商品によってはバッグを背負う
破損の危険がある商品は、バッグを背負って配達をしましょう。
具体的には、次の4つに要注意です。
- 寿司
- とにかく崩れやすい
- 温泉卵の入った商品
- 振動で温泉卵が潰れやすい
- インドカレー
- ときどき包装がゆるめの店がある
- タピオカドリンク
- 蓋は密閉されているが、シェイクされる危険性あり
- そのほか、カップ内に層があるドリンクにも注意
最近はリスクを極力減らすために、これ以外の商品を運ぶ時も、基本的にバッグを背負うことにしています。
坂道はバッグを背負う
バッグを固定した場合、坂道では斜めになります。
汁物はこぼれる危険があるので、坂道ではバッグを背負うのがおすすめです。
ゆるやかな坂ならば問題ありませんが。
バッグ内の隙間を埋める
商品がバッグの中で動くと、振動によって跳ねてダメージを受けます。
隙間に緩衝材をしっかりと詰めて、動かないように固定しましょう。
商品が軽い場合は、揺れる可能性がさらに高いので注意が必要です。
緩衝材を多めに持っておくのがおすすめです。
路面の凹凸を避ける
路面の凹凸、歩道と車道のあいだの段差などは、なるべく避けましょう。
避けられない場合はスピードを落として、衝撃を和らげてください。
セーフティドライブです。
定期的に自転車のメンテナンスをする
リアキャリア周辺の金具が緩むことがあるので、出発前に確認してください。
六角レンチを携帯しておくと便利です。
また、リアキャリアとカゴをつけることで、自転車の重量が増えます。
片足スタンドには負担がかかるので、折れたりしていないか確認しましょう。
ハチワレはスタンドを2度交換しています。
バッグを固定&振動対策でデリバリーを快適に!
以上、デリバリーバッグの固定と振動対策でした。
自転車にバッグを固定するのには以下のグッズが必要です。
振動対策には以下のグッズがおすすめです。
また、バッグを固定して配達する際には以下の点に注意しましょう。
- 商品によってはバッグを背負う
- 坂道はバッグを背負う
- バッグ内の隙間を埋める
- 路面の凹凸を避ける
- 定期的に自転車をメンテナンスする
デリバリーバッグを荷台に固定して配達する際には注意点がありますが、疲労面や効率面でのメリットが大きいです。
ハチワレは一週間の売り上げが2〜3万ほど変わりました。
この記事を参考に、バッグの固定を検討してみてはいかがでしょうか。