こんにちは、節約研究家のハチワレです。
今回はこんな質問にお答えします。
クレカやスマホ決済はどれを使えばお得ですか?
クレジットカードだけでなく、電子マネーやスマホ決済アプリなど、最近ではさまざまなキャッシュレス決済手段が登場しました。
これらをお得に使うコツは、状況で使い分けて、ポイント還元をより多く得ることです。
しかし、すべて把握するのはなかなか難しいところ。
わかんなくなっちゃいますよね…。
そこでこの記事では、ハチワレが実際に使っているキャッシュレス決済をもとに、2024年現在最もお得な使い分け方法を紹介します。
街のお店での支払いやネットショッピング、固定費の支払いなど、場合に分けて解説するので、ぜひ参考にしてください。
街での支払い
はじめに、街のお店での支払いを見ていきましょう。
お店での支払いはスマホ決済をメインに、4つを組み合わせます。
① Olive(7.0〜20%還元)
優先順位がもっとも高いキャッシュレス決済はOliveです。
対象店舗限定で、7.0〜20%還元で支払うことができます。
対象店舗
コンビニ
- セブンイレブン
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
- ポプラ
ファストフード
- マクドナルド
- モスバーガー
- すき家
レストラン
- サイゼリヤ
- ガスト
- ジョナサン
- 夢庵
- バーミヤン
- しゃぶ葉
- その他すかいらーくグループ飲食店
- はま寿司
- かっぱ寿司
- ココス
カフェ
- ドトールコーヒー
- エクセルシオールカフェ
日常的によく使うお店も多いです!
スマホに登録してタッチ決済で7.0%、さまざまな条件を達成することで最大20%還元になります。
最大の20%還元で使える人は少ないですが、8.0〜9.0%程度ならば比較的簡単です。
対象店舗ではOliveを優先させましょう。
Oliveについて、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
② LINE Pay(5.0%還元)
対象店舗の指定なしで、もっともポイント還元率が高い決済はLINE Payです。
LINE Payは、Visa LINE Pay クレジットカード(P+)と連携させると5.0%還元で支払いできます。
最も高いポイント還元率です。
ただし、ポイントが付与されるのは月額1万円までで、それ以上の支払いにはポイントがつきません。
そのため、月額1万円まではLINE Payを優先しましょう。
LINE Payのお得な使い方は、こちらの記事を参考にしてください。
(追記)2025年4月にサービス終了予定
LINE Payは2025年4月にサービス終了することになりました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
③ 楽天ペイ(1.5〜5.0%還元)
次は楽天ペイです。
楽天ペイは1.5%還元で利用できるスマホ決済ですが、さらに還元率を上げる方法があり、最大5.0%還元までポイント還元率を上げることができます。
LINE Payとは違って上限がないため、LINE Payの1万円分を使い切ったら楽天ペイに切り替えてください。
楽天ペイの使い方については、こちらの記事を参考にしてください。
④ PayPay(1.0〜1.5%還元)
4つ目はPayPayです。
PayPayは、使えるお店が最も多いスマホ決済です。
通常0.5%還元ですが、PayPayカードと連携させることで1.0%還元、またPayPayステップを達成することで1.5%還元で利用できます。
普及率が高いスマホ決済なので、上記の3つが使えない場合に使えるようにしておきましょう。
PayPayでは自治体ごとのキャンペーンが開催され、20〜30%還元のポイントが得られる場合があります。
このキャンペーンにも参加できるよう、使えるようにしておくのをおすすめします。
PayPayについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
ネットショッピング
ネットショッピングでは、基本的にはメインカードを使えばOKです。
ただし、次の3つにはポイント還元率をさらに上げる方法があります。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo! ショッピング
どれもよく使うショッピングサイトですよね。
それでは確認していきましょう。
Amazonの場合
Amazonでは、買い物をすると1.0%還元を得られます。
さらにポイント還元率を上げる方法があります。
① ファミペイでAmazonギフトカードを購入(+3.5%)
Amazonギフトカードを高還元率で購入する方法です。
ファミペイというファミリーマートのスマホ決済で、Amazonギフトカードをお得に購入できます。
手順
- クレジットカードからファミペイにチャージ(最大1.5%)
- ファミマでファミペイ払いでAmazonギフトカード購入(0.5%)
- 「1と5と0が末尾につく日」キャンペーン(1.5%)
- AmazonギフトカードからAmazon残高にチャージ
合計3.5%
この方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
② Amazon Prime Mastercard(+2.0%)
Amazon Prime Mastercardを使うと、2.0%還元を得られます。
ファミペイを経由する方法より還元率が下がりますが、手間はかかりません。
ただし、2.0%還元を得るためにはAmazonプライム会員になる必要があります。
お急ぎ便を無料で利用できたり、Prime Videoが見放題になるため、ハチワレもプライム会員です。
楽天市場の場合
楽天市場では、購入時に1.0%還元を得られます。
さらにさまざまな楽天のサービスを利用することでポイント還元率が上昇します。
楽天カード(+2.0%)
楽天市場での買い物には、楽天カードがおすすめです。
カード利用分の通常1.0%還元に加えて、さらに1.0%が加算されて2.0%分お得になります。
Yahoo! ショッピングの場合
Yahoo!ショッピングでは、購入時に1.0%還元を得られます。
PayPay残高(+4.0%)
PayPayアプリの残高で支払うことでさらに4.0%還元を得られます。
PayPayカード(+4.0%)
同様に、PayPayカードで支払うと4.0%還元を得ることができます。
さらにお得な有料プランも
さらに有料会員のLYPプレミアムや、ソフトバンク「ペイトク無制限」でポイント還元率を上げることができます。
固定費
つづいて、固定費の支払いを見ていきましょう。
毎月(毎年)かかる支払いなので、なるべくお得に支払いたいですよね。
どのような方法がお得なのでしょうか。
公共料金(水道光熱費)の場合
水道光熱費では3つの手段を比較して選ぶのがおすすめです。
- スマホ決済の請求書払い
- 口座振替(口座振替割引がある場合)
- クレジットカード
スマホ決済の請求書払いがもっともポイント還元率が高くなります。
ただし、毎月自分で支払う必要があり、手間がかかるうえ、払い忘れの心配があります。
口座振替やクレジットカードによる支払いならば自動引き落としが可能なうえ、割引やポイント還元を得ることができます。
契約している会社によって、口座振替割引がある場合があります。
クレジットカード払いのポイント還元と比較して、お得なほうを選択してください。
こちらの記事では、さらに詳しく公共料金のお得な支払い方を解説しています。
口座振替割引とクレカ払いの比較や、おすすめクレジットカードも紹介しています。
ネット代・スマホ代の場合
ネット代やスマホ代のお得な支払い方法は、契約している会社によって異なります。
とくに違いがなければ、メインカードでの支払いで問題ありません。
税金の場合
自動車税や固定資産税、または住民税を支払う場合があります。
税金の種類によってお得な支払い方法は変わりますが、基本的にスマホ決済の請求書払いが有利です。
手数料がかからないうえに、ポイント還元を得ることができるからです。
税金・国民年金・国民健康保険料をお得に支払う方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
税金の種類ごとにお得な支払い方法を紹介しているので、参考にしてください。
交通費
つづいて電車やバスなどの交通費です。
交通系ICカードの利用がおすすめですが、どのICカードを使えばいいのでしょうか。
住んでいる地域の交通系ICカードがおすすめ
ポイント還元のある路線は限定されている
交通系ICカードは、乗車料金にポイントが付与されるタイプが多いです。
ただし、どのICカードもポイント付与の対象となる路線が限定されます。
たとえば、JR東日本のICカードであるSuicaは全国で使えますが、ポイント還元があるのはJR東日本の路線のみです。
そのため、自身がよく使うエリアでポイント還元があるICカードを利用するのがおすすめです。
チャージにおすすめのクレジットカードは?
クレジットカードからのチャージでポイントがつくかどうかは、各ICカードによって異なります。
ICカードのチャージがポイント付与対象となるクレジットカードでチャージしましょう。
チャージ時にもポイントをもらうことができます。
Suicaの場合
Suicaには、お得なチャージ方法がいくつか存在します。
参考までに紹介します。
① バニラVisaギフトカード→Suicaチャージ(最大3.5%)
ファミペイを使って、Suciaにお得にチャージすることができます。
手順
- クレジットカードからファミペイにチャージ(最大1.5%)
- ファミマでファミペイ払いにてバニラVisaギフトカードを購入(0.5%)
- 「1と5と0が末尾につく日」キャンペーン(1.5%)
- バニラVisaギフトカードからモバイルSuicaにチャージ
合計3.5%
先ほど紹介したAmazonギフトカードと同様に、ファミペイを経由してバニラVisaギフトカードをお得に購入できます。
バニラVisaギフトカードからSuicaへのチャージが可能です。
詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてください。
② ビューカードでオートチャージ(1.5%)
ビューカードは、JR東日本グループが発行するクレジットカードです。
Suicaへのオートチャージで1.5%のポイント還元を得ることができます。
さらに、グリーン券や定期券の購入で5.0%還元となるため、電車をよく使う人にはさらにお得です。
詳しく知りたい方は、こちらもこの記事に掲載しているので、ご覧ください。
初めてなら、まずはどれか1つを使ってみよう
ここまでキャッシュレス決済のお得な使い分けを確認してきました。
おつかれさまでした。
すでにキャッシュレス決済に慣れている方にとっては理解できたと思いますが、初めての方には複雑だったかもしれません。
クレジットカードやスマホ決済にあまり慣れていない方は、あまり難しく考えずに、まずはどれか1つを使ってみることをおすすめします。
初めてのスマホ決済・クレカ、おすすめは?
こちらの記事では、初めてのキャッシュレス決済におすすめなモノをいくつか紹介しています。
ご自身の状況に合わせて、まずはどれかから始めてみることをおすすめします。
慣れてきたら、お得な使い分けを始めてみよう
しばらく使ってみて慣れてきたら、次の記事を参考に、使い分けを始めてみてください。
キャッシュレス決済を使い分けて、さらにポイント還元を得ていきましょう。
スマホ決済・クレカ・電子マネーを組み合わせて毎日をお得に!
以上、お得なスマホ決済・クレカ・電子マネーの使い分けでした。
場面に応じて、これらを組み合わせることでさらにお得に決済できます。
街での支払い
- Olive(7.0〜20%)
- LINE Pay(5.0%)
- 楽天ペイ(1.5〜5.0%)
- PayPay(1.0〜1.5%)
ネットショッピング
Amazon(1.0%)
- ファミペイ→楽天ギフトカード(+最大3.5%)
- Amazon Prime Mastercard(+2.0%)
楽天市場(1.0%)
- 楽天カード(+2.0%)
- ほか楽天のサービス利用
Yahoo! ショッピング(1.0%)
- PayPay残高(+4.0%)
- PayPayカード(+4.0%)
固定費
公共料金(水道光熱費)
- スマホ決済 請求書払い
- 口座振替
- クレジットカード
ネット代・スマホ代
- 契約会社に応じて変える
税金
- スマホ決済 請求書払い
交通費
- 住んでいる地域の交通系ICカード
- Suicaの場合
- ファミペイ→バニラVisaギフトカード→Suica(最大3.5%)
- ビューカードのオートチャージ(1.5%)
この記事を参考に、利用するキャッシュレス決済を見直してみましょう!