こんにちは、節約研究家のハチワレです。
今回はこんな質問にお答えします。
国民年金の保険料はどうやって払うのがお得なんですか?
個人事業主の方などは、国民年金の保険料を自分で納める必要があります。
どうせ支払わなければいけないのならば、お得な方法で支払いたいですよね。
しかしネットで調べようとしても、情報が散在していてよくわからなかったり…。
この記事では、実際に支払っている立場から、どの方法が一番お得なのかを解説します。
ハチワレも個人事業主です。
国民年金は「2年前納クレジットカード払い」がもっともお得
国民年金の保険料の、もっともお得な支払い方法は「2年前納クレジットカード払い」です。
なぜなら、2年前納で保険料に対する割引があるうえに、ポイント還元を得られるからです。
2年前納の割引額
- 納付書払い・クレジットカード払いの場合
- 保険料:387,170円(2年分)
- 割引額:14,830円
- 口座振替の場合
- 保険料:385,900円(2年分)
- 割引額:16,100円
割引額を1年分に換算すると、7,415円(口座振替の場合8,050円)です。
1年前納でも割引されますが、2年前納は1年前納よりも年間3,895円(口座振込の場合3,900円)お得です。
上の金額を見ると、口座振込のほうが割引額が多いです。
しかし、クレジットカードにはポイント還元がつくため、結果的にクレジットカード払いがお得になります。
預金額に余裕のある人は、2年前納がおすすめ!
国民年金の支払い方法変更の手続きは?
支払い方法の変更は「国民年金保険料クレジットカード納付申出書」を年金事務所に提出することで可能です。
窓口にて提出するほか、郵送による手続きもできます。
「国民年金保険料クレジットカード納付申出書」の書式は、日本年金機構のサイトからダウンロードしてください。
ただし、当年の2月末日までに申し込む必要があります。
国民年金の支払いにおすすめなクレジットカードは?
それでは、国民年金の支払いにおすすめなクレジットカードを紹介します。
ポイント還元率が異なるので、適切なクレジットカードを選びましょう。
この記事では、年会費無料で使えるクレジットカードのみ紹介します。
① エポスゴールドカード:最大2.5%
エポスゴールドカードは、国民年金の支払いにもっとも適したカードです。
なぜなら、ポイント還元率を最大2.5%まで上げることができるからです。
最大2.5%の内訳
- 通常還元率0.5%
- 「選べる3ショップ」で還元率+1.0%
- 年間100万円利用で1万ポイント
エポスゴールドカードのポイント還元率は通常0.5%ですが「選べる3ショップ」で選択したお店のポイント還元率を1.0%上げることができます。
2024年6月現在、「選べる3ショップ」から「国民年金」を選択できます。
また、エポスゴールドカードは年間100万円利用すると、1万ポイントが付与されます。
よって、「選べる3ショップ」で国民年金を選択し、年間100万円利用することで、ポイント還元率が2.5%となります。
エポスカードについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
年会費無料にするために準備が必要
ただし、エポスゴールドカードは年会費が5,000円かかるゴールドカードです。
エポスゴールドカードを年会費無料にするためには、エポスカードを積極的に利用して、エポスゴールドカードの年会費無料の招待を受ける必要があります。
招待の条件は非公開ですが、エポスカードを50万円利用することで招待が届く、と一般的には言われています。
② リクルートカード:1.2%
リクルートカードは、還元率1.2%という還元率が高水準なクレジットカードです。
年会費も無料で利用できます。
この還元率は社会保険料や公共料金の支払いにも適用されるので、国民年金の保険料の支払いに適しています。
ただし、国民年金がポイント付与対象となるかどうかは変更される恐れがあります。
公式サイトにて最新情報の確認をおすすめします。
2024年6月現在、国民年金の支払いでもポイントはもらえます。
リクルートカードについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
③ PayPayカード:1.0%
PayPayカードは年会費無料でポイント還元率が1%のクレジットカードです。
リクルートカードよりも還元率は下がりますが、PayPayをお得に利用できる等の利点が多いクレジットカードです。
公式サイトでは、国民年金保険料への支払いがポイント付与対象になるかどうか確認できません。
正確な情報を得るためには、サポートに問い合わせをするのが安心です。
PayPayカードについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
おすすめしないクレジットカード
国民年金保険料がポイント付与対象ではないカードや、ポイント還元率が下がるカードがあります。
- 楽天カード
- 通常1.0%だが、社会保険料と公共料金の支払いのみ還元率0.2%
- 三井住友カード
- 国民年金保険料に対するポイント還元なし
これらのクレジットカードは、国民年金の支払いにはおすすめしません。
利用者が多いクレカなので要注意!
2年前納できない場合、おすすめの支払い方法は?
国民年金保険料の支払いは2年前納がもっともお得ですが、金額的に難しい場合もあります。
まとまったお金って意外とないですよね…。
そこで、2年前納以外でお得な支払い方法を確認しましょう。
1年前納
2年前納に次いで、1年前納がお得な支払い方法です。
1年前納の割引額
- 納付書・クレジットカード払いの場合
- 保険料:194,720円(1年分)
- 割引額:3,520円
- 口座振替の場合
- 保険料:194,090円(1年分)
- 割引額:4,150円
1年前納は2年前納と比べて、割引額が年間3,895円(口座振込の場合3,900円)減少します。
なお、1年前納はスマホ決済による支払いもおすすめです。
ポイント還元が得られるうえに、クレジットカード払いと違って事前手続きが必要なく、利便性が高いからです。
6ヶ月前納
6ヶ月前納にも割引があります。
6ヶ月前納の割引額
- 納付書払い・クレジットカード払いの場合
- 保険料:98,310円(6ヶ月分)
- 割引額:810円
- 口座振替の場合
- 保険料:97,990円(6ヶ月分)
- 割引額:1,130円
6ヶ月前納は、1年前納と比較して、割引額が年間1,900円(口座振り込みの場合1,890円)減少します。
また、6ヶ月前納もスマホ決済による支払いもおすすめです。
ポイント還元が得られるうえに、クレジットカード払いと違って事前手続きが必要なく、利便性が高いからです。
筆者の国民年金保険料の支払い方法
最後に、筆者であるハチワレの国民年金の保険料の支払い方を紹介します。
確定申告を念頭に入れて、1年前納を選択
ハチワレは2年前納ではなく、1年前納しています。
なぜ2年前納をおこなわないかというと、確定申告の時の控除額を一定にするためです。
国民年金保険料は、確定申告の時に「社会保険料控除」として所得から差し引くことができ、節税効果があります。
2年前納をおこなうと、社会保険控除額が年ごとに増減するため、節税対策がやりにくくなります。
なお、前年の所得が一時的に増えた場合にのみ「2年前納クレジットカード払い」に切り替えて、一時的に節税をおこないます。
つまり、確定申告のことを頭に入れて保険料を支払ってるって感じですね。
支払いはエポスゴールドカード
支払いはエポスゴールドカードを利用しています。
年間100万円利用、選べるポイントアップショップで、最大2.5%還元で支払います。
支払い方法は楽天ペイでも支払い可能
1年前納では、スマホ決済でも支払い可能です。
もっとも還元率が高くなるのは楽天ペイです。
\ インストールはこちら! /
楽天ペイによる支払いならば、ポイント還元率を最大3.5%まで上げることができます。
金額が大きいのでチャージするのが大変ですが、クレジットカードと違って事前手続きが必要ないというメリットがあります。
楽天ペイの使い方は、こちらの記事を参考にしてください。
スマホ決済による請求書払いでポイントを得るためには、特定のクレジットカードが必要だったり、やや準備が必要です。
所持しているクレジットカードによっては、他のスマホ決済アプリのほうが有利な場合もあります。
各スマホ決済の請求書払いによるポイント還元を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
お得な支払い方法をあらかじめ準備しよう!
以上、国民年金保険料のお得な支払い方法でした。
もっともお得な支払い方法は「2年前納クレジットカード払い」です。
2年前納が難しい場合は、1年前納や6ヶ月前納を利用しましょう。
2年前納の場合は、エポスゴールドカードがもっともおすすめなクレジットカードです。
1年前納や6ヶ月前納ならば、クレジットカードのほか、スマホ決済もおすすめです。
国民年金の保険料は免除しない限り必ず支払わなければならないので、お得な支払い方法をあらかじめ準備しておきましょう!
こちらの記事では、各税金や社会保険料(国民年金・国民健康保険)のお得な支払い方法をまとめています。
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